TOEIC Part2 夫のコツ
夫のコツ Part2編
Part2は、質問の返答として適切な選択肢を選ぶ問題です。3択ですし、比較的簡単だと思っている受験生も多いと思います。
しかし、実はこのPart2、真面目な(?)夫には鬼門でありました。
その理由は、
「普通のコミュニケーションだったらちょっと異常な返答が正解」
の場合があるためです。
Part2では、常識や普通のコミュニケーション力が障害となって、失点してしまう可能性があるのです。それを防ぐため、以下、例を挙げて2つのコツを紹介します。例は分かりやすくするため日本語にしています。
コツ 1 異常に積極的な返答は正解
<例1>
A:ちょっと野球する時間ありますか?
B:バットを持って行った方がいいかな!?
正解です。「やる時間ある?」と聞かれているのに、やることは当然の前提でバットの必要性に言及しています。異常に前のめりですよね。
<例2>
A:午後5時の会議に加わってくれますか?
B:私は1日中空いてます。
正解です。「5時の会議に加われるか」と聞かれているのに、その前の時間も含めて「1日中空いている」との返答です。5時からの会議に参加するのはもはや当然だからなのか、返答からは省略されちゃっています。「(5時からは言うまでもないけど)今からでも協力できるよ!」という積極性を感じますね。
コツ2 異常に無責任な返答は正解
<例1>
A:あの件、メールしてくれた?
B:ナンシーの担当です。
正解です。日本の職場では少なくとも「わかりません、担当ではないので」みたいな回答が出そうなところですし、これだけを職場で言われたらちょっとショックですけどね。
<例2>
A:このファイルどこに置けばいいの?
B:わかりません。
正解です。 「アイ・ドント・ノー!」これも、異常に無責任ですよね。なんかヒントぐらいはくださいよ・・・と思ってしまいます。
以上の例は、すべて会話は成立しているので、Part2の回答としては正解になります。
このように「異常に積極的な返答」と「異常に無責任な返答」は、正解である可能性が高いです。
要は、返答者がちょっと変人である場合があるということですね。
しかし、こういう返答は、やはり通常の会話としては不自然です(ネイティブの感覚はわかりませんが…)。そのため、自信をもってマークを付けられない場合があり、悩んでいるうちに他の選択肢を聞き逃したり、次の問題に悪影響が及んだりすることがあります。これは、真面目な人ほど陥りやすい罠です。
受験に慣れてくると、こういう選択肢も自信をもって正解だと判断できるようになるのですが、経験が少ないうちは、こういった選択肢に惑わされてしまう人も意外に多いと思います。でも、英語力ではないところで失点してしまったらもったいないですよね。
TOEICの世界には変人がいる。
Part2にも変人が登場する。
だから、異常に積極的だったり無責任だったりしても、一応会話が成立していれば正解。
このことを肝に銘じてPart2も満点を目指しましょう!
※注
上記の例と同じような返答が出題された際に必ず正解となるものではありません。あくまでも最も適切な答えを選ぶ際の一つの参考までにご利用ください。