TOEIC夫婦のブログ

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本の紹介 『1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解 特急』

 【特急シリーズ】
『1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解 特急』

この本は、2009年10月に刊行された、『1駅1題 新TOEIC TEST 読解特急』を増補改訂したものです。パート7のシングル・ダブル・トリプルパッセージの問題が収録されています。

基本情報

書名:1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解 特急

著者:神崎 正哉 / TEX 加藤 / Daniel Warriner

定価:950円(税込)

発売:2017年5月30日

内容

構成

冒頭数ページにパート7の問題のパターンについてのごくごく簡単な説明があります。その後は、ひたすら 問題→解答解説 という流れです。収録問題は124問です(本試験2回分より少し多い)。

解説はシンプルですが必要十分な印象です。対話形式での著者らのコメントが入っています。各解説の最後に重要語や難語の語注がついていて、単語の確認もすぐにできるようになっています。

レベル・対象者

問題のレベルは、本試験と同程度だと思います。

初心者・中級者は時間をかけて解き、上級者は可能な限りスピードを上げて解いていくなど、利用法を変えることですべてのレベルの方が対象となりえます。

使用した感想

良い点

1題ごとに解説・語注・日本語訳がくるスタイルで、スラスラとページをめくっていくだけで取り組めるため、非常にやりやすいです。

語注の単語は、TOEICに頻出する重要なものが多く、単語力も強化できます。

問題ごとに解答目標タイムが設定されており、タイマーで測って解く場合に目安がわかりやすいです。問題を解いた日とかかった時間をメモする欄もあるので、時間を測る人にとっては便利です。

本試験にかなり近い文章と問題が収録されている印象です。

悪い点

特急シリーズが新書サイズであるため仕方ないのかもしれませんが、ダブル・トリプルパッセージの時に、問題がページをまたいで掲載されています。そのため、本番では発生しない「ページをめくりながら文章を見比べる」という不要な作業が発生している点は、少しストレスを感じるところです。

おすすめの使い方

時間を測って解きましょう。

2周目、3周目になると問題を覚えてしまっていることもありますが、その際も時間を測るべきです。何となく問題を覚えていることに甘えてしまい、解き終わってみたら1回目よりも時間がかかっていた……ということもあり得ます。そういう場合、まだ自分に適したリーディングスピードを把握できていない可能性があります。この本を利用する目的は、自分のリーディングのリズム、スピードをきちんと体に染み込ませることとすべきでしょう。

なお、曖昧な単語にはしっかりとチェックをしておき、必ず復習するのが吉です。

おすすめ度

★★★★☆

総合的に見て、パート7の問題集として完成度の高いものとなっていると思います。