TOEIC夫婦のブログ

TOEIC L&R が好きな夫婦のブログ。現在のスコアは、夫970・妻965。みなさんに情報共有をしながら、満点を目指しています。Twitter→ @toeicfufu

TOEIC950オーバーの夫婦がセンター試験英語(平成30年度)を解いてみた

夫婦でセンター試験英語(筆記)を解いてみました!

今回は、ふと思い立ってセンター試験英語を対策なしで解いてみることにしました。本番と同じ80分の時間を測ってのチャレンジです。

果たして、TOEIC965点の夫婦は、センター試験で何点を採れるのか……⁉

センター試験とは

大学入試センター試験(いわゆる「センター試験」)は、大学進学を目指す高校3年生のほとんどすべてが受験する、大規模な試験です。今年は、英語のリスニング問題で珍キャラクターが登場したらしく、ネット上でも話題になりました。

受験料は、3教科以上 18,000円、2教科以下 12,000円 で、成績通知を希望する場合はプラス800円(2019年1月現在)。

「平成30年度センター試験英語」はいつの試験?

今回は、「平成30年度センター試験英語」を解きました。

この平成30年度センター試験は、2018年1月に実施されたものです。

つい先日行われた最新の試験ではありません。

これは、恥ずかしながら解いてから気付いたのですが、センター試験は大学の入学年度に対応した年度表記になっているのです。つまり、平成30年度センター試験は、平成30年度(平成30年4月)に大学に入学する人向けの試験であり、平成30年1月(2018年1月)に実施されたものだったのです。わかりにくい!

夫婦としては、2019年1月に実施されたもの(平成31年度試験)を解くつもりだったのですが、間違って1年前のものを解いてしまいました。

ただ、思い返してみれば、就活などでも同様の1年早い年表記がされていますよね(例えば、2020年入社=2020年卒の学生さんなら「リクナビ2020」を使います)。昔のことなので忘れてしまっていました。

夫婦の結果は…… ※以下問題のネタバレあり

夫:2問ミス 189/200点

妻:1問ミス 195/200点

残念ながら、どちらも満点は取れませんでした…。悔しいッ!

直近の問題(2019年1月実施のもの)をやるときには満点を目指します!

夫のミス

夫は、第4問Bの問3と第5問の問4を間違えました。どちらも長文読解問題です。

第4問Bの問3のミスは、ケアレスミス(言い訳ですが…)の類で、面白くもなんともないのですが、第5問の問4のミスは本質的な読解の誤りでした。

第5問の問題は、科学的調査をしている人が地球外生命体(?)の探索をした際の日誌を読んで答える問題でした。

日誌は、以下のような内容です。

  1. 我々は水が多く生命の存在する可能性のある惑星を見つけた。その惑星は主に水で覆われていた。
  2. その惑星の周囲を人工物が周回していることを確認し、知的生命体の存在を確信した。
  3. ほとんどが水に覆われている我々の母星と異なり、緑や茶色の乾いたエリアが多いが、生命は見つけられそうである。
  4. 無事にその惑星の水に着水し、生命体は観測したが、進んだ文明を持つものは発見できない。
  5. 海底には我々の宇宙船にも似た大きな物体が横たわっていたが、損傷がひどく現在は使われておらず、この星の古代文明のものだろう。
  6. 水の中の探索で、自分たちと似た、体の上部が丸く柔らかく、その下には二つの目があり、いくつかの長い腕がある生命体をみた。それは、黒い物質を吐いて逃げた。彼がこの星一番の知的生命体かは不明。
  7. 他にも文明の痕跡は認めたが、文明の作り手の情報はなく、彼らはもう死に絶えたのかもしれない。しかし、生命を確認できたのは大きな発見であり、また調査に来るだろう。
  8. 我々はこの星を離れる際に、多くの変わった生物を乾いたエリアに見た。我々は水中に生きているので、そのような生物の存在を想像できなかった。我々の先入観が誤った結論に導いてしまったのだ。

こうして改めて整理すると、3、6のあたりから、実は日誌の書き手はタコのような地球外生命体(?)で、観測されているのは地球の海の中なのでは?という疑問が生じます。そして段落8で、それが確信に変わるという展開の物語だったと分かるはずなのですが……

夫は、最後までこの日誌の書き手は地球人だと思っていました。夫としては、日誌の書き手は光速ないし亜光速で宇宙旅行したために相対性理論上の「時間の遅れ」を経験し、観測している星は実は未来の地球であったという、いわゆる「ウラシマ効果」的なオチを期待して読んでいました。しかし、そういったオチには当然ならず、何となく平凡な文章だなぁと思いながら読み終えました。宇宙人が日誌の書き手である手がかりをきれいに見落としており、終わった後に妻と話していて恥ずかしい思いをしました。問題文の最後に「先入観が誤った結論に導いた」といった文がありましたが、まさにその通り……。

しかし、この文章問題は、発想の転換が求められている文章であり、試験の緊張感の中ではなかなか難しかったのではないでしょうか。そう思いたいです。

妻のミス

第二問のCの問1で間違ってしまいました。was going to beをwas planning to beと間違える、痛恨のミス! planを使いたいならwas planned to be が正解ですね……。

解いてみた感想

夫の感想

  • 夫は浪人しており、現役のセンター試験では180点ぐらい、浪人時には1ミスで195~7点ぐらいだったと記憶しています。妻と比べてみると高校時代の英語の成績では負けているようです。しかし、大学受験の時に英語を頑張ったことは、10年以上たった今でも土台として活かされていると思います。
  • いつもTOEICの英語ばかり読んで、問題形式も同じものばかりだと、英語力(TOEIC力?)も偏ったものになってしまうかもしれません。今回、センター試験の問題を解いて感じたのは、問題の形式もさることながら、問われる能力も若干違うということ。骨太の英語力を身に着けるためには、たまには違う形式のテストをやってみるというのも勉強になるなと感じました。

妻の感想

  • 現役の受験生のときも満点をめざしていましたが、結果は、リスニングノーミス、筆記2問ミスで192?くらいだったと記憶しています。今回は対策なして1問ミスなので、まずまずでしょうか(リスニングは音源が無料では手に入らず解いていませんが、TOEICの早口リスニングで安定して満点を取れているので、さすがに間違えないと思います)。「センターってこんな問題が出るんだー、自分のときもこんな感じだったっけ?」と、楽しみながら解きました。
  • TOEICと違って時間がたっぷりあるので、じっくり読めるし見直しができる!
  • ひたすら情報処理をしていくTOEICと違い、読んでいて身になる、楽しい長文も多かったです。日誌の問題では、「私たちと同じくseveral armsを持つ生き物」の記述が出てきたところでムムッ?となり、そして結末は……。星新一のショートショートを読んでいるようでした。夫は独自のストーリーを作り上げていたようですが(笑)
  • センター試験とTOEICでは受験者の層も試験目的も違うので比べるのがおかしいのですが、TOEICのほうが問題が良質なように感じました。センターの問題は「え、これが答えなの……?」と、いまいちスッキリしないものが多かったです(狙ってのことでしょうが)。また、現役のときから思っていたのですが、筆記試験で無理矢理発音を問う問題って必要でしょうか? 問題文が日本語の部分と英語の部分があるのも洗練されていないし、全体的にドメスティックな印象です。当然なんですけどね。
  • しかしながら、TOEICと違って、自分の解いた問題を家でじっくり復習できるのは最高です!

過去の問題と回答

センター試験の問題と回答は、大学入試センターのHPや市販の過去問集で確認できます。最新の問題と回答は1月27日現在、まだHP上には掲載されていないようです。そのせいで1年前の問題をやってしまったわけですが……。

近いうちに、最新の問題も解いてみる予定です!