本の紹介 『英文社説で読む平成』
英語で「平成」を振り返ろう!
夫です。今年もよろしくお願いいたします。
約30年続いた平成も、もうすぐ終わりですね。
せっかく英語を勉強しているのですから、平成が終わる前に、平成という時代を英語で復習してみませんか?
英語学習者の平成の総復習にぴったりな本があるので紹介します!
『英文社説で読む平成』(ジャパンタイムズ編)
夫は、年末年始、実家でこれを読みながら平成を振り返っておりました。本書は、平成の出来事の整理復習と英語の勉強を同時にできる点で、非常に優れた一冊だと思います。
内容
本書は、平成元年から平成30年までのジャパンタイムズの社説の中から、平成を振り返る鍵となる32の重要テーマを日本語訳とともに紹介するものです。
取り上げられているテーマは、
- ベルリンの壁崩壊と東西ドイツの統一
- 長野オリンピック
- アメリカ同時多発テロ
- リーマン・ショック
- 東日本大震災
などなど、平成を生きてきた人にとって、馴染みのある話題ばかりです。そのため、前提となる知識はすでに頭の中にあることが多く、非常に読みやすく感じました。平成の大きな出来事を時系列に整理し再考する良い機会にもなりますね。
ページの構成
本書は、左側に原文、右側に日本語訳が掲載されています。ページ下部には、難解な単語や表現の注釈が設けられており、スムーズに読み進めることができます。
レベル
TOEIC800以上の方であれば、注釈を利用すればあまり苦もなく読み進められると思いますが、900以上の難しい単語も多く、ステップアップのための勉強にも利用できます。
TOEIC800未満の方でも十分読むことはできると思いますが、社説という文体の性質上、比較的難解な構文や表現が用いられているので、難易度が高めに感じられるかもしれません。
音声
本書はCD2枚が付属しており、社説本文の音声を聞くことができます。また、ウェブサイトからMP3形式でダウンロードが可能です。スマホの「audiobook」アプリを利用すれば、スマホで音声を聞くことも簡単にできます。アプリだと、0.5倍速~4倍速まで再生速度を選択でき、リスニングの練習にも活用できますよ。
価格
2000円(税別)。安くはないですが、その分の価値はあると思います。
平成最後の年。英語の勉強も兼ねて、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。